矢板市文化会館の整備方針について
矢板市文化会館の今後の整備方針について
文化会館については、台風19号の被災により使用できなくなったことから、復旧についての検討をしてまいりましたが、復旧に要する費用が概算で約5億2千万円、復旧まで約2年を要することが判明いたしました。
国の災害復旧補助金や災害共済金を財源として復旧することは可能ですが、下記の理由等により、文化会館を延命させ利用し続けることは望ましくないと判断し、文化会館の復旧を断念いたしました。
詳細については 資料1:復旧と複合新設の比較について [PDFファイル/901KB] をご覧ください。
しかしながら、矢板市にとって、文化会館的施設は必要であると考えておりますので、新たな施設として、屋内体育施設をはじめとする既存施設の集約等も視野に入れ整備していくことといたしました。
整備時期、内容等については、今後慎重に検討してまいりますが、整備場所については、現時点では、とちぎフットボールセンターの残地を適地と考えております。
文化会館をご利用くださっていたみなさまには、ご迷惑をおかけすることとなり、誠に申し訳ございませんが、お知らせをさせていただきます。
なお、代替施設につきましては 資料2:文化会館の代替施設一覧 [PDFファイル/750KB] を参考にご検討ください。
文化会館復旧を断念した理由
- 水没した受変電設備、空調機器及び発電設備等は、修理では対応できなく、新たな設備を設計・製造しなければならなく、約2年の期間を要する。
- 昭和56年開館の施設であるため老朽化しており、今回被災した設備を復旧させた後も、順次、建物の耐震化や各種設備の改修が必要となり、概算で約11億円の費用を要し、本市にとって大きな財政負担となる。
- 今回の水害によって文化会館のある内川右岸が、洪水浸水想定区域に指定される可能性が高く、本市の災害対応として、文化会館の適地ではない。
- 文化会館の維持管理に年間約3,500万円の経費を要するが、収入は約500万円という状況であり、今後、老朽化した施設であることから、修繕費等の支出の増加が見込まれる。
文化会館の整備方針に関する資料
通知:矢板市文化会館の整備方針について [PDFファイル/131KB]