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国指定天然記念物「ミヤコタナゴ」の生息調査を行いました

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 更新日:2023年10月25日更新 ページID:0028295

国指定天然記念物「ミヤコタナゴ」の生息調査を実施しました

国指定天然記念物「ミヤコタナゴ」とは

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ミヤコタナゴはかつて関東地方に広く生息していましたが、環境の変化により減少し、絶滅が心配されています。

昭和49年に魚類で初めて国の天然記念物に指定され、現在では栃木県と千葉県のごく一部のみ生息しています。

矢板市山田地区の池にはミヤコタナゴが生息しており、山田ミヤコタナゴ保存会が保護活動を展開しています。

※池の具体的な場所については、環境保護のため、公表しておりません。

ミヤコタナゴ保存池の生息調査について

保存池の環境維持・ミヤコタナゴ生息数確認を目的として、保存会が中心となって毎年生息調査を実施しています。

今年度は10月21日(土曜日)に実施し、547匹(内、稚魚74匹)が確認されました。

昨年度の638匹より数は減りましたが、ミヤコタナゴの生育環境としては「安定している」と考えられます。

今後も栃木県、栃木県水産試験場の指導を受けながら、ミヤコタナゴの理想的な生育環境を整えていきたいと思います。

開会

↑開会式の様子。

生物捕獲

↑池の中に入って、生物を捕まえます。

生物分類

↑生物ごとに仕分けをして、個体数を数えます。

今回確認できたミヤコタナゴ

↑今回確認できたミヤコタナゴです。

泥さらい

↑泥の除去も併せて実施しました。

生息調査の結果

R5生息調査結果表
生物名 生息数
ドジョウ 0
ホトケドジョウ 1298
ミズカマキリ 55
アメリカザリガニ 259
ゲンゴロウ 19
ヤゴ 1
タガメ 0
マツモムシ 多数
ドブガイ 5
イモリ 0
サワガニ 0
ミヤコタナゴ 547

調査参加者

山田ミヤコタナゴ保存会、山田行政区役員、栃木県水産試験場、
栃木県矢板森林管理事務所、環境生物化学研究所、矢板市

ミヤコタナゴを見てみませんか?

矢板市生涯学習館1階ロビーでは、国の許可を得て、ミヤコタナゴの生体展示を行っています。

今年の6月に産まれた稚魚もとても大きくなりました。お近くにお越しの際は、ぜひご覧ください。

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