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子宮頸がん(Hpv)ワクチンの接種について

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子宮頸がん予防(Hpv)ワクチンの接種について

 

子宮頸がん予防(Hpv)ワクチンについて

■子宮頸がんとは?
 子宮頸がんは、子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんです。
 そして、この子宮頸がんの原因としては、ほとんどがヒトパピローマウイルス(Hpv)というウイルスの感染で生じることが分かっています。
 ヒトパピローマウイルス(Hpv)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっており、特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。 
~ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHpvワクチン~<外部リンク>

子宮頸がん予防ワクチンの積極的な接種勧奨の差し控えの終了について

平成25年、厚生労働省から通知があり、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛等がヒトパピローマウイルスワクチン接種後に特異的に見られたことから、同副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨することを差し控えることとなっていました。
その後、厚生労働省において最近の知見を踏まえ、改めてHpvワクチンの安全性について特段の心配が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ることが認められたことなどから、令和3年11月に積極的勧奨の差し控えを終了することが決定されました。

子宮頸がん予防(Hpv)ワクチンの接種をご希望・お考えの方へ

 接種をご希望・お考えの方は、子宮頸がんワクチンの有効性と副反応のリスクを十分理解したうえで、ご判断いただきますようお願いいたします。

 接種するワクチンの種類とスケジュール

公費で接種できるHpvワクチンは3種類(サーバリックス®、ガーダシル®、シルガード®9)あり、種類によって接種間隔が違いますので、ご注意ください。決められた間隔をあけて、同じワクチンを合計3回接種します。

・2価ワクチン(サーバリックス®)・・・1回目接種してから、1か月以上の間隔をおいて2回目接種後、1回目接種してから5か月以上、かつ2回目から2か月半以上の間隔をおいて、3回目接種。

・4価ワクチン(ガーダシル®)・・・1回目接種してから、1か月以上の間隔をおいて2回目接種後、2回目接種してから3か月以上の間隔をおいて、3回目接種。

・9価ワクチン(シルガード®9)・・・1回目接種してから、1か月以上の間隔をおいて2回目接種後、2回目接種してから3か月以上の間隔をおいて、3回目接種。   

子宮頸がん予防ワクチンの副反応

Hpvワクチン接種後には、多くの方に、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。 まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)※1が起こることがあります。
※1:呼吸困難やじんましん等(アナフィラキシー)、神経系の症状:手足の力が入りにくい(ギラン・ バレー症候群)、頭痛・嘔吐・意識低下(急性散在性脳脊髄炎(Adem))等
詳しくは厚生労働省ホームページをご確認ください。
Hpvワクチンに関するQ&A<外部リンク>

定期予防接種について

■対象者
接種日に矢板市に住民登録のある、小学6年生から高校1年生相当の女子
※令和7年度(2025年度)は、平成21年(2009年)4月2日~平成26年(2014年)4月1日生まれの方
■接種期間
小学校6年生から高校1年生相当の就学期間


接種間隔・間隔

接種開始年齢やワクチンの種類によって、接種の回数やタイミングは異なります。
2、4、9価ワクチンの接種間隔に関する画像
2回、3回接種ともに接種完了までに半年から1年弱の期間を要するため、接種スケジュールは計画的にご検討ください。


市内の接種可能な医療機関


医療機関は次のとおりです。
・上田医院
・かるべ皮フ科小児科医院
・きうち産婦人科医院
・国際医療福祉大学塩谷病院
・橋本医院
・山田クリニック


※県外で接種を希望される場合は、事前に申請が必要となるため必ずこども課までお問合せください。


問診票

矢板市役所こども課の窓口や各医療機関にてお渡ししております。

 

キャッチアップ接種等の経過措置について

令和4年4月から開始したキャッチアップ接種は、令和7年3月末で終了予定でしたが、国の「第59回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(令和6年12月17日議決)」において、キャッチアップ接種期間中に1度でも公費でHpvワクチンを接種した方については、令和7年度中に限り全3回の接種のうち不足分を公費で接種できることが了承されました。

キャッチアップ最終

対象となる方

次の2つを満たす方

・平成9年度生まれ~平成20年度生まれの女子

 (1997年4月2日~2009年4月1日生まれの女子)

・キャッチアップ期間中(令和4年4月1日~令和7年3月31日)の3年間に1回以上Hpvワクチンを接種している方

 

接種可能な時期について

令和8(2026)年3月31日まで公費で接種できます。接種費用は、期間内対象者は無料です。 )

初回接種から接種完了までは最低でも半年程度かかりますので、接種を予定されている方はお早めに接種をお願いします。

 

子宮頸がん予防(Hpv)ワクチンを任意接種した方への予防接種費用の償還払いについて

 積極的勧奨を控えていた間に定期接種の機会を逃した方で、定期接種の対象年齢を過ぎてから自費で接種した場合に、接種費用の償還払い(払い戻し)を行います。
■対象者
次のすべてに当てはまる方

  1. 令和7年4月1日時点で矢板市に住民登録があること。
  2. 16歳となる日の属する年度の末日までにヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種において3回の接種を完了していないこと。
  3. 17歳となる日の属する年度の初日から令和7年度の末日までに日本国内の医療機関で組換え沈降2価Hpvワクチンまたは組換え沈降4価Hpvワクチンの任意接種を受け、実費を負担したこと。
  4. 償還払いを受けようとする接種回数分については、キャッチアップ接種を受けていないこと。

■償還額

  1. 償還払いを行うことが決定した方に対し、実費(最大3回接種分)に相当する額を支給します。
  2. 接種を行った医療機関に対して支払った接種費用とし、接種した年度の基準額(定期接種費用)を上限とします。
    ※接種に要した交通費、宿泊費、文書料等は、対象外となります。

■申請方法
 ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請書(様式1枚目及び2枚目)に必要事項を記入し、次の添付書類を添付のうえ市こども課へ提出してください。

  1. 接種費用を実費で支払った事実、その額と接種回数を証明できる書類(領収書、明細書、支払証明書等)の原本
  2. 接種記録が確認できる母子健康手帳、予防接種済証または接種済みの記載がある予診票等の写し
  3. 1及び2の書類の添付ができない場合は、医療機関証明の「ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請用証明書」提出をもって添付書類に代えることができます。
    ※証明書作成に係る料金は自己負担となります。
    申請書及び申請用証明書の様式
    ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請書(1枚目) [PDFファイル/71KB]
    ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請書(2枚目) [PDFファイル/107KB]
    ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請用証明書 [PDFファイル/62KB]

■申請期限
令和8年3月31日まで
■支給決定等
 ・償還払いを決定したときは、ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種費用支給決定通知書または、不支給決定通知書を申請者の方に通知します。
 ・支給方法は、申請者から指定された金乳機関の口座に振込みます。
                              

相談窓口・救済制度について

相談窓口

 子宮頸がん予防ワクチン接種後に症状が生じた方に対する相談窓口は次の通りです。
厚生労働省相談窓口<外部リンク> 
■栃木県相談窓口
【総合相談窓口】保健福祉部感染症対策課 028-623-2834
【教育に関する相談窓口】教育委員会事務局健康体育課 028-623-3418

予防接種後に生じた症状の診察に係る協力医療機関について

 子宮頸がん予防ワクチン(ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種)接種後に広範な疼痛または運動障害を中心とする多様 な症状を呈する患者に対して、より身近な地域において適切な診療を提供するため、都道府県単位で協力医療機関を選定し、協力医療機関、地域の医療機関、研究班所属医療機関等が連携する診療体制を整備することとしました。(厚生労働省) 
 栃木県では、次の医療機関が選定されています。 
・自治医科大学附属病院
・獨協医科大学病院                                                                 子宮頸がん予防ワクチンを接種した後に、気になる症状が出たときには、まずは接種医療機関など、地域の医療機関を受診していただくようお願いいたします。

健康被害の救済について

 子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業に基づくワクチン接種(ヒトパピローマウイルスワクチン、ヒブワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチンの接種)後生じた健康被害について、予防接種法に基づく救済と同等の健康被害救済給付を受けることができます。
 詳しくは県のホームページをご確認ください。子宮頸がん等ワクチン緊急促進事業による健康被害の救済について<外部リンク>

その他

新型コロナワクチン接種とHpvワクチン接種について

 原則として、新型コロナワクチンとその他の予防接種の同時接種はできません。
 また、その他の予防接種を受ける際には、2週間の間隔をあける必要性があります。新型コロナワクチンとHpvワクチンのスケジュール等でお悩みになる方も多いかと思われます。
 新型コロナウイルス感染症の流行や今後の新型コロナワクチンの動向などに関しては不確定要素も多いため、接種スケジュールに関してお悩みの方はかかりつけ医などに早めにご相談ください。
 詳しくは厚生労働省ホームページをご確認ください。 新型コロナワクチンQ&A<外部リンク> 

Adobe Reader<外部リンク>

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