令和5年度中山間地域等直接支払事業の公表について
制度の概要
この事業は、傾斜地が多く農業生産条件が不利な山あいの地域「中山間地域」における、耕作放棄地の増加防止と多面的機能(鳥獣被害対策、里山の景観保全など)の維持のために実施されている事業です。第1期対策を平成12年度からの5年間、第2期対策を平成17年度からの5年間、第3期対策を平成22年度からの5年間、第4期対策を平成27年度からの5年間として取り組んできました。令和2年度からは第5期対策が始まっています。
対象地区は山村振興法の指定地域(旧泉村)及び知事特認地域(旧矢板町、旧片岡村)。対象農用地は、田においては傾斜が5%以上(急傾斜地)または2%以上(緩傾斜地)、草地においては傾斜が15度以上(急傾斜地)または8度以上(緩傾斜地)で、1ha以上の一団の農用地です。
令和5年度においては、水路・農道等の管理、周辺林地の下草刈り、鳥獣害防止対策等を行い、さらに、中山間地域の活性化を図るために、農作業の共同化、加工所の運営等を実施しました。