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国指定天然記念物「ミヤコタナゴ」の生息調査を行いました

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 更新日:2025年10月29日更新 ページID:0028295

国指定天然記念物「ミヤコタナゴ」の生息調査を実施しました

国指定天然記念物「ミヤコタナゴ」とは

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ミヤコタナゴは、かつて関東地方に広く生息していましたが、環境の変化により減少し、絶滅が心配されています。

昭和49年に魚類で初めて国の天然記念物に指定され、現在では、栃木県と千葉県のごく一部にのみ生息しています。

矢板市山田地区の池にはミヤコタナゴが生息しており、山田ミヤコタナゴ保存会が保護活動を行っています。

※池の具体的な場所については、環境保護のため、公表していません。

ミヤコタナゴ保存池の生息調査について

保存池の環境維持・ミヤコタナゴ生息数確認を目的として、保存会が中心となって毎年生息調査を実施しています。

今年度は10月18日(土曜日)に実施し、341匹(内、稚魚190匹)が確認されました。

今後も栃木県、栃木県水産試験場の指導を受けながら、ミヤコタナゴの理想的な生育環境を整えてまいります。

開会式

↑開会式の様子。

生物捕獲

↑池の中に入って、生物を捕まえます。

生物仕分け

↑生物ごとに仕分けをして、個体数を数えます。

ミヤコタナゴ

↑今回確認できたミヤコタナゴです。

泥除去

↑泥の除去も併せて実施しました。

生息調査の結果

R7生息調査結果表(五十音順)
生物名 生息数
アメリカザリガニ 多数
カワニナ 1
ゲンゴロウ 64
タイコウチ 1
タイリクバラタナゴ 149
タガメ 2
ドジョウ 4
ドブガイ 18
ホトケドジョウ 341
マツモムシ 多数
ミズカマキリ 30
ミヤコタナゴ 341
ヤゴ 1

調査参加者

山田ミヤコタナゴ保存会、山田行政区役員、栃木県自然環境課、栃木県水産試験場、栃木県矢板森林管理事務所、環境生物化学研究所、矢板市

ミヤコタナゴを見てみませんか?

矢板市生涯学習館1階ロビーでは、国の許可を得て、ミヤコタナゴの生体展示を行っています。

今年の6月に産まれた稚魚もとても大きくなりました。お近くにお越しの際は、ぜひご覧ください。

水槽1 ミヤコタナゴ稚魚