“空飛ぶ宝石”と呼ばれるカワセミ。その名の通り鮮やかなヒスイの色をしたこの鳥は、野鳥の中でも最も人気のある鳥です。
皆さんは、この鳥が身近な所で見られることをご存知でしょうか?
撮影/皆川丈夫
それは、矢板市役所の西側を流れる内川です。
矢板市役所の西側のところにある、内川の右岸(西側)には、ブロック製で高さ1m、長さ10mのコンクリート製の擁壁が2個並んでいます。これは、カワセミの繁殖のために設けられた人口巣で、矢板市の自然を守る会が矢板土木事務所に設置を要請し、造られたものです。
果たしてカワセミが営巣してくれるかどうか心配でしたが、ナンと完成した翌月には番のカワセミが出入りしてくれたのでした。それ以来22年が経ちましたが、毎年ここから2~30羽の雛が誕生しています。
撮影/皆川丈夫 (くちばしの下が黒いのがオスです)
見てみたいなと思った方、カワセミは警戒心がとても強い鳥なので、人影が見えると飛び立ってしまいます。止まり木で休んでいる姿を見られた方はとてもラッキーですよ。