この白土は、毎年トラックで益子町まで運ばれて行きました。
しかし、昭和50年代後半に「地滑り工事」が実施され、採取不可能となってしまいました。
同時に、益子町では化学薬品を使うことが推奨され、現在に至っています。
化学薬品は純粋ですので、作り手の思う通りの作品が出来上がります。
しかし、これに満足しないのが芸術家と呼ばれる面々です。
寺山白土を使うと失敗することも多いのですが、逆に想定外の作品に仕上がることがあるというのです。
もし益子町に行く機会がありましたら、是非とも寺山白土を思い浮かべて見て下さい。