10月下旬、矢板市立泉中学校ではオープンスクールを実施。
「総合的な学習の時間」の授業の様子を保護者や地域の方たちが参観しました。
今年の「総合的な学習の時間」のテーマは「社会福祉」。
いくつかのグループに分かれ、社会福祉協議会の支援も受けながら、自分たちで考え行動しています。
ゴミ拾いを啓発する演劇集団53(ファイブスリー)。
ポーズが決まっています!この衣装は先輩から代々受け継がれているそうです。
医療従事者へ感謝と励ましの気持ちを込めての書道パフォーマンス。
一筆一筆集中して書ききりました!
歌と踊りを披露する2、3年生二人組、とてもいい声!楽しい気持ちが伝わりました!
他にも保育施設や介護施設への贈り物、シトラスリボンの作成、バルーンアートの練習、料理レシピ作り、まちのPR活動などさまざま。
活動をやってみての感想は、「難しかったけど工夫しました」、「緊張したけど楽しい」、「やったことがないことだったけど、新しい挑戦です」など、大変なことも前向きに乗り越えていく姿はたくましいです。
何より生徒たちの真剣に取り組む姿勢や、出来上がったたくさんの作品から、誇らしさが伝わってきました。
泉中学校は昭和22年に設立。
豊かな自然に囲まれた穏やかな校風から、地域に長く愛されてきましたが、令和5年春に75年の歴史を閉じます。
現在は2、3年生29名が在籍し、2、3年生が互いに信頼し、協力し合うのは小規模学校ならではの良さかもしれません。
生徒たちに泉中学校のいい所を聞いてみると、「みんな優しい」、「積極的にチャレンジする所」などの答えが聞かれました。
学校がなくなって寂しくはありませんか?という質問には、「ともだちをたくさん作りたい」という前向きな言葉が返ってきました。
若いということは、希望がたくさんあるということなのですね!
優しくまっすぐな泉中学校の生徒たち。これからいろんな人に出会い、広い世界へ飛び立っていく彼らにエールを送りたいです。
(撮影/地域おこし協力隊 渡辺惠太)
※掲載にあたり学校に許可をいただきました。