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Yaita Life~ヤイタライフ~(令和4年2月21日配信)

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 更新日:2022年2月21日更新 ページID:0022018

幻の映画館はどこに?

市民ライター/やまね

矢板市に映画館があったのをみなさんはご存知ですか?

ふと、いつどこにあったのか興味が湧いてきて、栃木県立図書館で調べてみました。

時事通信社が毎年発行している、その年の映画に関する統計や動向をまとめた『映画年鑑』。

その別冊版として、全国の映画館の一覧が『映画館名簿』もしくは『映画便覧』という冊子にまとめられています。

栃木県立図書館では1番古いのは1953年から閲覧することできました。

それによると、昭和座 塩谷郡矢板町寿町869(矢板217)とあります。

矢板市ではなく「矢板町」だったことにびっくりですが、「寿町」という聞き慣れないけれど素敵な地名に惹きつけられます。

現代の最先端をいくGoogle mapsで検索すると、寿町869は足利銀行がある扇町交差点。

そういえば、扇町交差点はその昔、長峰公園へのバイパスはなかったと聞いたことがあります。

映画館

今は矢板市街と国道や駅東を行き来する車が目立つ交差点に、かつてあったと思われる映画館。

【※上記の斜体の文章に誤りがありました。詳しくは5月6日のヤイタライフをご覧ください。】

一体どんな映画館で、どんな人がどんな風に訪れていたのか、とても気になります。

昭和座はその後呼び方が何度も変わり、場所も移動しました。

1981年版には、「矢板映劇」という名前になり、現在の那須信用組合矢板支店の近くの住所が記載されています。

1982年版には記載がないため、その間に閉館したのかもしれません。

矢板市にはもう一つ、駅の近くにも「矢板東映」の記載がありますが、こちらも1971年から1973年の間に無くなったようです。

家で映画を気軽に見れる時代もいいですが、映画館が身近にあった時代に思いを巡らせれば、あの頃の街の賑わいがどこからか聞こえてくるかも?
しれません。