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要介護度とは

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 更新日:2023年1月11日更新 ページID:0025494

「要介護度」の意味

 要介護度とは、介護認定審査の過程である「訪問調査」や「主治医意見書」のデータを基に、専門家による審査会を経て決定される「当該被保険者の現時点における介護サービスの必要量の度合い」のことです。

 要介護度は、大きく分けて3段階、細かく分類すると8段階で判定されます。

審査結果1「非該当」

 審査の結果、まだ介護保険によるサービスは必要ない、と判定された方は「非該当」となります。

 介護保険サービスは利用できませんが、今後の予防のための「地域支援事業」を利用することができます。

 地域支援事業の概要・詳細については、矢板市高齢対策課高齢福祉担当までお問い合せください。

審査結果2「要支援」

 今後の予防のために、軽度かつ少量の介護サービスが必要であると判定された方には、「要支援」という認定がでます。

 要支援の認定には、その度合いに応じ「要支援1」と「要支援2」という2段階の判定があり、要支援1よりも要支援2の方が必要サービス量が多く、介護度としては重い、という判定になっています。

審査結果3「要介護」

 身体の衰弱や認知症の進行などが見受けられ、本格的な介護サービスが必要であると認められた方は、「要介護」認定となります。

 要介護の認定は、その度合いに応じ「要介護1」から「要介護5」までの5段階の判定があり、要支援同様、数値が大きくなるほどサービスの必要量が多く、重い判定ということになります。

要介護度に応じた「サービス量」について

 先述のとおり、要介護度は「当該被保険者について必要と思われるサービス量」を反映したものですが、要介護度に応じた具体的なサービス量の上限が、介護保険法では以下の表のとおりに定められています。

要介護度に応じた介護サービスの利用限度額(1か月)
要介護度 利用限度額(サービス基準価格) 自己負担(1割) 自己負担(2割)
要支援1 50,320円 5,032円 10,064円
要支援2 105,310円 10,531円 21,062円
要介護1 167,650円 16,765円 33,530円
要介護2 197,050円 19,705円 39,410円
要介護3 270,480円 27,048円 54,096円
要介護4 309,380円 30,938円 61,876円
要介護5 362,170円 36,217円 72,434円

 上の表のとおり、介護サービスは、要介護度に応じた利用限度額に収まるように利用し、一人ひとりの負担割合に応じた料金を自己負担金としてサービス提供事業者に支払います。

介護サービスの利用料金や、自己負担割合についての詳細はこちら

 なお、利用限度額を越えて介護サービスを利用した場合は、限度額を越えた分について全額が自己負担となってしまうので、注意が必要です。

要介護度に応じた「サービス種類と単価」について

 利用できるサービスの種類や、利用した際の単価にも、要介護度に応じた違いがあります。

要介護度によっては利用できないサービス(抜粋)

 サービスによっては、ある一定以上の要介護度でないと利用できないものがあります。

1 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)

 「施設での介護」で、多くの方が最初に思い浮かべる特別養護老人ホームは、現在の法律では「要介護度3以上」の認定を持った方でないと入所できないという制約があります。

2 一部の「福祉用具」のレンタル

 自宅での生活をサポートする介護商品である「福祉用具」のレンタルは、要介護度が上がるにつれてレンタルできる商品が増えます。例えば、リクライニング機能がある電動の介護ベッドは、原則として要介護度2以上の方が対象となっています。

福祉用具についての詳細はこちら

要介護度によって異なるサービスの単価(例)

 例として、要介護1~5の方がデイサービスに通う場合の1日あたりの単価は、以下のようになります。

デイサービス利用単価の一例(食事代、各種加算等を除く)※所要時間7時間以上8時間未満の場合
要介護度 自己負担金額(1割)
要介護1 655円
要介護2 773円
要介護3 896円
要介護4 1,018円
要介護5 1,142円

 要介護度が上がるにつれ料金が高額となっていくのは、「要介護度が高い=ご本人様に対しそれだけ多くの介護の手間がかかる」ということなので、それが料金に反映されているからです。